スタッフコラム 第3回 工藤啓介 『アマアネ -My Sweet Sister-』 ディレクター
『アマアネ』ディレクターの工藤 啓介です。
今作はCampus作品では珍しく、ディレクター単体で関わっている作品となります。
(僕のシナリオ担当作品は来年中には発表出来るとよいかな……)
まずはひとつ。
本日、ついにアマアネの体験版が公開されました!
体験版ではアリスとの再会から、アリスが日常に馴染んでいくまでを描いていきます。
もちろんその中では、アリスらしい大胆なアプローチや、エッチなハプニングも収録されていますので、
是非体験版をプレイして貰えればと思います。
また、特別に体験版以降で収録されるエッチシーンも1シーンだけ収録していますので、
そちらもチェックして頂けると!
実は『アマアネ』という企画は当初、今とは全く違い、
主人公は人生に疲れ切った教師!
攻略ヒロインは小悪魔系だけど、ひたすら甘やかしてくれる教え子!
みたいな感じで、
方向性は今と同じですが、全くキャラクター造形が違ったんですよね。
紆余曲折を経て、今のお姉ちゃんものになったというわけです。
※もしかしたら、将来的に復活するかも……?
今作をディレクションするにあたって気をつけたことや、悩んだことをちょっと紹介します。
アマアネの原画のあゆま紗由先生は
お尻や下半身の肉感の表現がとても魅力的に描いて頂ける方だったことから、
イベントCGはお尻や下半身を強調する構図の発注を多くしました。
また、彩色面に関しては、
可能な限り、原画を担当するあゆま先生の塗りに近づけてみよう!
ということをグラフィッカーに伝え、
特に肌のむちむちっとして柔らかい弾力があるような表現に力をいれて頂きました。
グラフィックチーフのたかや豆腐君のお陰で、
あゆま先生の描くキャラクターの肉感たっぷりな身体や、
多彩で魅力的な表情などを彩ることが出来たかな、と思います。
また、シナリオ面ではシナリオ担当の恒石君の良さを活かすため、
本筋とは関わらないキャラクター同士の掛け合いを、削るかどうか、とても悩みました。
本来であれば企画に合わせて、しっかりと削るべきなのですが、
恒石君のある種の漫才のような掛け合いは、彼の長所であり、武器でもあります。
また、この部分を残すことによって、
アマアネという作品において、キャラクターの魅力がさらに増していくのは間違いないと思ったことから、
最終的には、あえて削らないという判断をしました。
その結果、今作品はCampus作品の中では最もシナリオ容量が多い作品となっております!
甘い砂糖のように甘やかしてくれたり、
主人公とテンポのよい掛け合いを繰り広げたりする日常シーン。
一方で、淫靡に尽くしてくれて、ねっとりとした甘くも濃密な時間を描いたエッチシーン。
(なので、エッチシーンは飛ばさないでね!)
そのふたつを共存させようとした結果ですね。
今作のメインヒロインのアリスの総ワード数は、なんと3797!
※フルプライス作品の攻略キャラクター並かそれ以上のワード数となっております。
エッチシーンもユーザーの皆様に「短い!」と言われないような出来となっていると自負していますので、
こちらもお楽しみに!
本日は体験版公開と合わせたコラムでしたが、
開発全体としてはマスターアップにかけてラストスパートをかけている状況です。
近々、マスターアップの報告も出来るかと思いますので、
お待ちいただければと思います!
ではでは、また会う日まで!