スタッフコラム 第12回 八ツ角真矢 『恋音 セ・ピアーチェ』制作進行
『恋音 セ・ピアーチェ』連載コラム第12回は「制作進行」の八ツ角真矢です。
前回のコラムでは「制作進行」とは何ぞや、という話をいたしましたが、
今回はもっと踏み込んで作品及びCampusブランドでの細かなところについて解説できればと思っています。
「原画」「シナリオ」+今回の重要要素「音楽」以外にも見どころはあるんだぞ、といったところを説明していきたいと思います。
Campusブランドの強みは世界観を同じとしているため、共通の背景を使用していることにあります。
麻保志学園という根幹の設定に加えて作品を象徴する背景を何枚か追加することで魅力的な作品を生み出しています。
最近では初期(2015年頃)に作成した背景をリニューアルも実施しています。
今作で適用される背景進化は親の顔より見た「麻保志学園・校門」になります。
まず、こちらが進化前
こちらが進化後
詳しく見ればわかりますが、植物や校門などへの光の当たり具合や空の雲など
全体的なクオリティーが上がっているかと思います。
こういうところはユーザーが気付きにくいところなので、うちのグラフィックチームは頑張ってくれたんだぞ!
というところをガシガシ宣伝していきたいと思います!
新規追加背景として「部室棟・廊下」
こちらは第三部室棟の廊下です。
ウソシリーズにて有名な「猫の手部」やら名前だけはこれまで登場している「メントスコーラロケット部」など
いわゆる僻地送りさせてしまった部活が入っています。
そもそもそんな部活が存在できるなんて麻保志学園ガバすぎないか
そうした事情もあり、膨大な数の部活に比べて閑散としているんじゃないかと思われるこの場所は案の定「空き教室」があったります。
流石麻保志学園、どれだけ広いんだ!
本作では主人公の真也くんとヒロインのはなちゃんがえっちらほいさと練習に励むわけです。
えっちにも励むわけです!!
また、お馴染みの食堂の外観や
カウンター前の背景も追加されています!
こうした麻保志学園の世界観は毎回アップデートされていっているわけです。
BGMなども新規で作成していることも多く、
全体的なボリュームについてはフルプライス並みの枚数、曲数を使用しており、
とてもお得です!
とてもお得です!!
Campus作品はロープライスヒロイン1人が多く、
ユーザーの注目は基本的にヒロイン、シナリオに向けられることが多いですが、
背景やBGMにも注目していただければと思います!